入力例:SG2CN用の加工工場登録(SG2側)


【概要】

SG2CNに加工工場を追加する場合は、SG2側のマスタ設定が必要です。

主要なマスタは、MS110_生産元マスタですがそれに関連する他のマスタの設定も必要です。

関連する項目も含めて下記で説明をします。


1)MS110_生産元マスタ

生産元マスタの登録について、下記の項目をSG2CN用に設定します。

① 生産元区分 ・・・「 提携加工工場」とし、加工工場用の項目を入力可能にします。

② 工場分類区分 ・・・ 「中国加工」とします。

③ 「加工工場管理対象(SG2FM_Plant用)」 ・・・ この項目を☑ して、SG2CNで扱える設定とします。

当マスタを登録する以前に、必須関連情報用の下記のマスタの登録を事前に行ってください。

1) MS201_サプライヤーマスタ

2) MS101_在庫場所マスタ

入港予定など、いくつかの業務データとの連携の為にこれらのマスタの登録が必要となります。


2)MS201_サプライヤーマスタ

サプライヤーマスタでは特にSG2CN用の設定項目はありません。

必須項目および必要な情報を登録してください。


3)MS101_在庫場所マスタ

在庫場所マスタも特にSG2CNに依存する項目はありません。

必須項目および必要項目を入力して登録をします。


4)ポイント

① SG2CNで加工工場を判断する方法

入港予定表で指定された予定在庫場所から加工工場を判断しています。

加工工場は、生産元マスタの項目(=生産元CD)として機能しており予定在庫場所から生産元を判断する為に、生産元と在庫場所の関連付けをしています。

現在は、生産貿易伝票側に、「予定加工工場」があり、それで判断は可能になりますが、過去データや空白のケースも容認および入港予定表で入庫先を分ける事にも対応している事で、この構成で加工工場を判断する必要があります。

加工工場vs在庫場所 は1対1での関連が前提になります。

それにより、加工工場⇔在庫場所 で双方の関連付けが可能な前提です。

また、この構成によりSG2の在庫(在庫場所で判断)とSG2CN(加工工場=生産元で判断)の在庫の照合も可能となります。

② 貿易区分の説明

SG2CN上の貿易区分は、あくまで貿易内容の情報としてのみ機能しており特に制御はありません。

入庫予定に上がったものは、その他の処理の違いはありませんので入庫入力や出庫入力は問題無く登録できます。